シャトー・ドゥ・カシ(カシ)

Château de Cassis 
Cassis





 マルセイユ近郊の洗練された港町カシは、フランス人が大好きなリゾート地。断崖絶壁が真っ青な海からそそりたつ景観は、独特の美しさと迫力があります。
 その岩壁の上に建っているのが、シャトー・ドゥ・カシ。門をくぐってテラスに出ると、息をのむような景色が目の前に広がります。宿泊者のみに許された、特別な空間……。

 コート・ダ・ジュールでは近年、メゾン・ドットの高級化が進んでいますが、シャトー・ドゥ・カシは、その代表的存在です。本物の城を5年かけて修復したのち、2005年にオープン。基盤はローマ時代に遡るともいわれますが、13世紀に建てられた城のようです。
「これだけの規模なので、いまも常にどこかを修復している状態なんです」と言うのは、オーナーのクロエさん。まだ20代のマダム(写真のいちばん上の右端に座っているのが彼女)です。
 
 建物だけで1200㎡。広い敷地のあらゆる場所から、紺碧の地中海やカシの港が眺められます。7、8月のハイシーズン時には、カシの町やビーチは、車と人で身動きできないほどになりますが、ここに泊まれば、渋滞も喧噪にも悩まされず、リラックスして、太陽と眺望を思う存分、満喫することができるのです。
 インテリアは、オータンティックとモダンをミックスしたスタイル。重厚でいかめしい中世の城のイメージを、お洒落でモダンな印象にうまく変えています。


 モロッコ・スタイルの部屋や、シンプルな装飾のコテージ・タイプ、見事な眺望のプライベート・テラスが付いた部屋、暖炉がある広いリビング付きのロマンティックなスイート・ルームなど、バラエティも豊か。




 バスタブのないシャワーだけの部屋もありますが、ダブルシャワーを使用するなど、高級ホテル並みの設備が揃っています。

「ゴージャスすぎて、メゾン・ドットとはいえない」なんて声も聞かれますが、私は、こんなメゾン・ドットもありだと思います。
 どんなにラグジュアリーであっても、ホテルとは違う。これだけの敷地に、わずか9室。オーナーの家族もここに住んでいますので、ときにはクロエさんのお子さんの姿が見えたりして、心なごみます。
こんな立地の宿は、そうそうお目にかかれません。ハネムーンなどスペシャルな旅にもおすすめです。


Traverse du Château 13260 Cassis
全8室 
客室料金
(朝食込み)1泊〜可  
CHAMBRE STANDARD 250 €(シャワーのみ)
SUITE MAROCAINE 490€(バスタブ付き)
SUITE 590€(バスタブ付き)
SUITE SUPERIEURE 690€(バスタブ付き)
追加ベッド料金 75€
ターブル・ドット(夕食)10名以上のグループのみ可(要予約)
12月休み
インターネット可
駐車場有り


送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。




テラスから見たカシの眺め。
カシの町には、素敵なブティックやレストランが並んでいます。また背後には12kmほどのハイキング・コースもあり。そのほか、船でカランク散策をしたり、ヨットやゴルフ、カシのワイナリーを訪問することもできます。





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