カザ・オノレ(マルセイユ)

Casa Honoré
Marseille


 マルセイユの町の中心に位置する旧港から、このメゾン・ドットは2歩のところ(フランスの表現で “すぐそば”!)にあります。セント通り123番地。この番地を忘れたら、このメゾンドットには行き着けません。真っ黒な扉があるだけで、何の表示もないからです。


  扉を開けて中に一歩入ると、天窓から差しこむ明るい光で満たされた、明るい空間が開けます。広々としたサロンの向うには、マルセイユの真ん中だということを忘れてしまいそうなプールが…。そのプールの周りをぐるりと囲むように、そう、まるでモロッコの邸宅リヤドみたいに、部屋が取り囲んでいます。


 オーナーは、デザイナーのアニック・レトゥルアンさん。1985年からマルセイユを拠点に服飾デザイナーとして活躍していましたが、Déco好きが高じて、インテリアに専念するようになりました。このメゾン、じつはもともと印刷所だったのです。それをアニックさんが改装し、こんなに素敵なメゾン・ドットに仕上げて、2008年にオープンしました。

このメゾン中に、彼女がデザインしたオブジェが使われています。クリエイトすること自体に情熱があるので、部屋のインテリアは変わっていきます。「いっそ1年くらい閉めて、全部また一から変えたいくらい」というのが、ご本人の本音。




 部屋は4室で、すべての部屋からプールのパティオが望めます。全室バスタブ付きで、冷房もインターネットも完備。広さは20㎡〜30㎡までと異なりますが、すべて彼女のスタイルで統一されています。窓から南フランスの光がさんさんと差しこむ、とても気持ちのいい客室です。客室フロアのミニバーでは、コーヒーや紅茶を自由にいただけます。



 1階のサロンやキッチンは、基本的にアニックさんのプライベートのスペースですが、いつも開いていて、オープンな雰囲気。プールに行くのに私たちも出たり入ったり。「それが、メゾン・ドットよね」とアニックさん。そんな自由な空気も、このメゾンの魅力です。


 プールサイドには、オープンエアのリビングルームともいえるスペースがあり、町歩きに疲れたら、ちょっとここでひと休み。食後のシェスタにもうってつけのオアシスなのです。

 アニックさんのデザインが気に入ったら、部屋のクッションやファブリックなど多くのものが隣のブティックで購入できますので、自分の部屋をまるごと“Casa Honoré”にしてしまうことも可能です。




123 rue Sainte 13007 Marseille
全4室(全室バスタブ付き)
客室料金 ③438号室 150€  ①207 ②693号室 180€  ④806号室 200€(朝食込み)  
2泊以上〜
ターブル・ドット不可
クレジットカード不可
インターネット
通年営業
駐車場なし(近隣の公共のパーキングをご使用ください)



送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。







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