アストリア(カシ)

Astoria
Cassis

 ここは、カシの海を望む別荘地。2008年にオープンしたメゾン・ドットです。1940年代に建てられた瀟酒な家のテラスからは、コート・ダ・ジュールを独り占め。カシの港やカランクから、歩いてわずか5分という立地です。駐車場が少ないカシでは、立地がとても重要なのです。

 オーナーは、ロランとルドルフ。パリでイベント会社を経営していた二人は、ストレスフルなパリでの生活に終止符をうち、南フランスで新しい人生をスタートさせました。アンティークのコレクターであり、インテリアのデコレーションが大好きな二人にとって、メゾン・ドットの仕事は天職。客室もサロンも、彼らの美意識によって、リュクスで洗練されたリビエラ・スタイルとなっています。

 サロンには、アジアのアンティークが美しくディスプレイされており、まるで個人美術館のよう。椅子やソファ、テーブルも、ひとつひとつが吟味されたものばかり。海が見えるプールも魅力的。客室はわずか3室なので、プールが混雑することもなく、リラックスした休日が過ごせます。
Suite Junior Terrase Couverte Vue Mer
 3つの客室のうち、スイートが1室(写真上)。海が見えるプライベートのテラスがついており、そのままプールに出られます。モザイクのバスルームも快適です。
 他の2室は、眺望が魅力。窓からは地中海が見渡せ、気持ちのいい風が入ってきます。



フルーツのサラダやヴィエノワズリーなど。「匂いがあるチーズや卵は、朝食には不要」というのも、彼ららしくてユニークです。朝日が降り注ぐなか、海を眺めながら、いい1日をスタートさせてください。


15 rue Traverse du soleil 13260 Cassis
全3室 
客室料金(朝食込み)2泊以上〜
Chambre superieure 2室(うち1室はシャワーのみ)120〜180€
Suite Junior Terrase Couverte(バスタブ付き)140〜230€
ターブルドット(夕食)不可
通年営業
インターネット可
駐車場有り



送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。




大きな地図で見る

ル・リマ(アヴィニョン)

Le Limas
Avignon


 テラスから、教皇の宮殿が見えるメゾン・ドットです。宮殿から50mというすばらしい立地が、なんといっても、ここの最大のチャームポイント。アヴィニョンの橋へも、すぐ。しかし、メインストリートからは外れているので、静かなエリアです。

 入り口も静かな佇まい。淡いブルーのドアの横に、小さく「Le LIMA」の文字があるだけです。
 2002年にオープンしたこのメゾン・ドットのオーナーは、マダム・ヴァグナーさん。父親がドイツ人、母親がチェコ人ですが、もう22年もプロヴァンスに住んでいるそう。

「その前は、ブルターニュでホンダの車を売ってたのよ! その前は、農場をもっていてフォアグラ作ってたの」なんて話をざっくばらんにしてくれる、元気で気さくなマダム。
 また彼女はアーティストでもあり、メゾンのそこここに、彼女の作品が飾ってあります。
 
 部屋のインテリアは、白が基調のモダンなスタイルです。
「白は汚れがすぐ目につくから、いつも清潔にしておくためにはとてもいいのよ」というヴァグナーさん。まっ白な部屋は清潔であるだけでなく、ピュアなイメージ。

 部屋にはテレビはないのですが、いずれ各部屋にパソコンを備える予定だそう。現在は、ゲスト共用のパソコンが一台、テレビはサロンに一つあります。


 この建物は、14世紀の建造。18世紀に改築されたようですが、ファサードはオリジナルが残されています。その古い建造物と、内部のモダンなインテリアとが不思議にマッチしています。

 朝食は、テラスかサロンでいただきます。1日たっぷり遊んだあと、このテラスでアペリティフを楽しむ人も多いそう。町の中に位置しているので、そのあとディナーに繰り出すのも楽しみのひとつ。
客室 Le Palais

 彼女にメゾン・ドットのオーナーに必要なことは何かと質問すると、「①ウェルカムの心 ②周辺の見どころを詳しく教えられること ③ゲストとゲストのコミュニケーションをさりげなく結ぶこと」と即座に答えてくれました。
 このメゾン・ドットの居心地のよさの秘訣は、この答えのなかにあるようです。

唯一、色のあるスペース。サロンの一角です。


51 rue du Limas - 84000 Avignon
全4室 バスタブ付き2室、シャワーのみ2室
客室料金 (朝食込み)
La Cheminee 2人 165〜190€、3人 210〜240€(バスタブ付き)
Le Palais       2人 165〜190€(バスタブ付き)
La Terrasse    2人 130〜145€(シャワー)
La Cour         2人 130〜145€(シャワー)
1泊〜可
通年営業
ターブルドット(夕食)不可
インターネット可
駐車場なし(近隣の公共パーキングをご利用下さい) 


送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。

客室 La cheminee





大きな地図で見る

マ・プティ・フォション(アルル)

Mas petit fourchon
Arles

 アルルの中心から車で7分で、プロヴァンスの一軒の農家に到着します。農家といって高をくくっていると、驚きます。なにしろ、45ヘクタールもの敷地があり、羊が1200頭に、馬が7頭いるのです。プロヴァンス広しといっても、これほどの規模のメゾン・ドットはなかなかないでしょう。


 2階の部屋の窓から見ても、敷地の境界は、遥か彼方。広々とした草地が広がり、オリーブやプラタナスが気持ちよさそうに葉を揺らしています。25本のプラタナスがあるそうですが、どれも300年の歴史を生きた古木です。
 人なつっこい笑顔で迎えてくれるのは、リエラ夫妻。この18世紀の家に17年暮らしているオーナーで、お子さんと3人暮らし。メゾン・ドットは、1999年にオープンしました。
 

 客室はとにかく広く、広々としたお風呂も快適です。インテリアは、典型的なプロヴァンサルですが、スイートのみ、ペルーのタペストリーがかかっています(写真下)。その理由は、ご主人がペルーのリマ出身だから。このスイートは、95㎡ものスペースがあります。


   
 そして、独立した小さな家(38㎡)がひとつあります。この部屋だけ、バスタブが付いていませんが、広大な敷地を見渡せるテラスや、設備の整ったキッチンが備わっていますので、まるで自分の別荘のように過ごせます。家族4人が長期滞在できるようになっています。


 サロンには、暖炉と大きな本棚。ゆったりとしたソファが置かれたサロンのエリアと、食事ができるダイニングが続いています。そして、窓の向こうは、緑の草原。草原のなかには、プールや、子供が遊べるスペースもあります。


 急がない旅。自然の中で、気取らず静かにのんびりするのが旅の目的なら、こんな素朴な宿がおすすめです。
 とはいえ、アルルの町にも近く、ゴッホの跳ね橋もすぐそば。カマルグやニーム、アビニョンの観光にも便利な場所。プロヴァンスをめぐる拠点としても最適なのです。



Quartier Fourchon - 13200 ARLES
全5室 バスタブ付き4室、シャワーのみ1室
客室料金 100€〜(朝食込み)追加ベッド料金 25€
1泊〜可
ターブルドット(夕食)要予約
インターネット可
駐車場有り



送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。



大きな地図で見る

ラ・バナストゥリー(アヴィニョン)

La Banasterie 
Avignon


 14世紀にローマ教皇庁が権勢をふるった町、アヴィニョン。城壁に囲まれた町の中心に、ゴシック様式の教皇の宮殿(写真左)が建っています。
 パリジャンとパリジェンヌのカップルがアヴィニョンで初めて開いたメゾン・ドットは、宮殿からわずか50mの場所。歴史的な地区に建つこの邸宅は16世紀(1521年)の建造で、ファサードの聖母マリアの彫像が目印です。

 オーナーのフランソワーズとジャン=ミッシェルは、パリでテレビやラジオの仕事を長年したあと、人生を楽しむため、1996年にアヴィニョンに移り、この地でデコレーションやリノベーションの仕事をしていました。そんななかで、メゾン・ドットのアイディアが生まれ、2001年にラ・バナストゥリーをオープンしたのです。
 軽快さと自由さをあわせもつ二人の宿には、堅苦しさなど微塵もありません。チョコレート・ラヴァーのフランソワーズさんの発案で、部屋の名前は、すべてチョコレートの名前。もちろん、ナイト・テーブルには、おいしいチョコレートが用意されていますし、朝食では、ショコラ・ショー(ホットチョコレート)も楽しめます。



スイートルーム Trinitario


 パティオのソファでは、ぬいぐるみのクマがなにげなく横たわっていたりして、本当にふつうの家のリビングにいる気分。整然としすぎていないところが、この宿のいい雰囲気なのです。

 パティオを中心に、階段を上がると、5つの部屋(内3部屋がスイート)と2つのスイートルームがあります。
 寝室とバスルームだけのシンプルな部屋もあれば、サロンやプライベートのテラスがついている広いスイートも。一番広いアパルト・タイプの「ソコアルテ」は、100㎡のトリプレックス。2つの寝室、キッチン、サロンで構成されているので、家族4人でも十分な広さです。
 
 隣の家も購入し、部屋を増やしたので、現在、440㎡あります。サロンやパティオ、階段横にもソファが置かれ、各所に "寛ぎエリア"があるのもうれしい。
 また、自由に使えるパソコンが用意されているのも便利。


 
 
2009年秋に、日本を旅行したお二人。東京、箱根、京都をめぐり、すっかり親日家になりました。おしゃべり好きで、気さくなオーナーですから、楽しい滞在になるのはまちがいなし。英語・イタリア語が堪能です。
 





11, rue de la Banasterie 84000 Avignon

全7室(うちスイート2室)バス付き5室、シャワーのみ2室
客室料金 100〜170€ (朝食込み)
追加ベッド料金  30€
1泊〜可(週末以外)
ターブル・ドット(夕食)不可
インターネット可
駐車場なし(近隣の公共パーキング利用)




送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。
客室Guanajaはバルコニー付き。



大きな地図で見る

ル・マ・ダルヴュー(タラスコン)

Le mas d'Arvieux 
Tarascon


 右手は糸杉の並木、左手はオリーブの畑や果樹園。メゾン・ドットへのアプローチは、のどかで平和な風景。楽しげに歌う蝉の声が聞こえるだけで、ここには車の音も届きません。

 7ヘクタールの敷地の中には、ブドウ農家だった16世紀の母屋が建ち、その前にはプール。そして、独立したコテージがあります。昔の農家の素朴な面影は残しつつ、エレガントで快適なメゾン・ドットとなっています。

 オーナーは、イギリス人カップルのミラー夫妻。大使館で仕事をしていたお二人は、キプロスやイスタンブールでも長く暮らしていましたが、南仏に魅せられ、2008年にこの家を購入しました。
「ここは、Parfect!!」。理想郷を見つけたキャロラインさんは、心からうれしそうにそう言います。人生を楽しみながらメゾン・ドットを作り上げているお二人です。

 客室は、5部屋。20㎡〜75㎡まで、広さはさまざま。インテリアや家具はシックな色彩でまとめられ、とても落ちつきます。ところどころ、ポイント的にあしらわれたトルコのタイルやランプが、彼らの歴史を物語っています。




 3つのコテージは、いずれもキッチン、バスタブ付き。「La Martellière」(写真左)は昔の番人の家、「Le Pigeonnier」は鳩舎でした。
 
 母屋の1階は、暖炉のあるサロンとダイニングルームがあり、自由に利用できます。ダイニングルームだけが、ナポレオン時代のインテリアでまとめられ、ちょっとクラシックな趣き。

 室内のいろんな場所に、花がたっぷりと飾られているのも、贅沢な気分! その理由は、「とってもうれしいことに、お隣が花農園で、いつもたくさん花をもってきてくれるのよ」とキャロラインさん。

 タラスコンの町へは5.5km、サン・レミへは14km、アヴィニョンへは18km。どこへ行くにも便利な場所にありながら、静寂を満喫できる宿。一年中オープンしているので、秋や冬に訪れ、暖炉のぬくもりやジビエを楽しむのも、プロヴァンスのもうひとつの贅沢な旅。




Route d'Avignon, Tarascon 13150
全8室 バス付き5部屋、シャワーのみ3部屋、
客室料金 (1室2名1泊料金・朝食込み)追加ベッド料金25€(1泊)
TARASCON : 85〜95€ 
SAINT REMY : 105〜115€
UZES:115〜125€  (4名まで可能)
CAMARGUE:115〜125€  (4名まで可能)
LA TOUR:120〜130€(4名まで可能)
コテージ料金(1室2名1週間料金・朝食なし)追加ベッド料金50€(1週間)
LE PIGEONNIER :690〜740€(4名まで可能)105〜115€(1泊)
LA MARTELIERE :690〜740€(4名まで可能)105〜115€(1泊)
STUDIO LES BAUX :630〜660€  100〜105€(1泊)


貸切りも可(6部屋・18〜20人・朝食なし)  週 4700€〜
1泊〜可(7、8月以外)
ターブル・ドット(夕食)可・要予約
通年営業
インターネット可
駐車場あり




送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。




    畑のオリーブでオリーブオイルも作っています。            



大きな地図で見る